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セルフコントロールの重要性

生涯キャリアの選択肢(15)

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NIKKEI STYLE

前回まででビジネスに必須の3つのスキルを考えてきた。今回は角度を変えて、人生を生きていく上で必要な「自分の作り方」を考える。なにより周囲に左右されず感情をコントロールできる自分を作る。その工程は学生時代からもう始まっている。

セルフコントロールできているか

私が新入社員の時、パーティの席で面識のないベテラン社員にあいさつしたら、「お前みたいな新人となんで俺が話す必要があるんだ。お前と話す気はないね」といわれた。酔っていたし、たまたま機嫌が悪かったのかもしれないが、新人にこの態度ではいいはずがない。こういう人は感情コントロールが下手なタイプで、いろいろな場で無用の敵を作ってしまい、それが自分に返ってくることになる。

また、ある時数人で議論していて、意見の食い違いに腹を立て、プイと外に出て行ってしまった人がいた。そうなると迷惑するのは周囲だ。相手に出て行かれては、話を中断せざるを得ない。以後、周りの人はそうした相手と関わり合いになるのを極力避ける。その結果、人から相手にされなくなり、損をするのは本人だ。

手厳しい指摘であっても、人からの注意は自分に欠けているものに気づく好機である。相容れない意見でもとことん戦わせることで、新しい視点が生まれるきっかけになる。こうした機会を失うことは、自分の成長を遅らせるだけである。

そんな人がいる中で、あなたは周りの人と円滑に接したいと思っているはずだ。それには、どうしたらいいのか。この2つからいえることは、最低限、自分の感情をコントロールできるようになりたい。感情の起伏が激しすぎる人は、学生でも職場でも無用の混乱を招く。それが自らの将来に大きなダメージを与えることになるのだ。

喜怒哀楽→職場では喜楽中心、感情の安定へ

怒りの感情は「無駄」

実は私はここ何十年怒った経験がない。感情の起伏(マイナス方向で)が少ないとよくいわれる。いつからか、たいがいのことに心を乱されることがなくなった。

若いころは腹を立てることもあったが、それがエネルギーの無駄遣いであり損だと気づいてからは、怒りの感情が薄れていった。「こういう人もいるものだ」、「こういうこともたまにはあるさ」、まあいいかと思ったら、感情はついてこなくなった。

その理由について、以前ある企業の女性課長に「自分に自信があり、他の人は関係ないと思っているからではないですか」と指摘されたが、言われてみて後半はそのとおりだと思った。世の中の多くの人が他人と自分とを比較して、うらんだりねたんだりする。他人のやったことに対して怒ったり、憎んだりする。本来、その人は別の存在なのに、その人のために自分のほうが負のエネルギーを使っている。

人と比べない、人を気にしない自分ができれば、世の中の悩みの相当部分はなくなる。社会に出ると売り上げや出世争いなど、否応なく人と競争することになるが、学生時代の今から、「人と比べない」習慣を作っていきたい。

西山昭彦(にしやま・あきひこ)
 一橋大学社会学部卒業後、東京ガス入社。ロンドン大学大学院留学、ハーバード大学大学院修士課程修了。中東経済研究所研究員。アーバンクラブ設立、取締役。法政大学大学院博士後期課程修了、経営学博士。東京女学館大学国際教養学部教授(キャリア開発委員長)、一橋大学特任教授などを経て2015年より三菱商事社外取締役。18年から立命館大学共通教育推進機構教授。人材育成、企業経営、キャリアデザインを中心に研究し、実践的人材開発の理論を構築。研修・講演は通算1000回を超える。ビジネスリーダーの生涯キャリア研究がライフテーマ。著書は計61冊。就活関係では「受かる!西山式内定バイブル」(小学館)がある。

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