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米国に留学したら分かること バイトできないって本当?!

人事部長のひとりごと(6)

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NIKKEI STYLE

学生の皆さん、こんにちは。帝人の人事部長、藤本治己です。前回に続いて、米国での留学事情を考えてみたいと思います。米国の大学は、日本とは相当違う環境にあることをご説明しましょう。

米国は学費が高い

米国での留学生の生活事情を聞いてみると、まず学費がべらぼうに高い。カリフォルニアのUniversityだと州立でも年3万ドル以上。私立はそれ以上! 一般教養中心のCollegeはちょっと安くて1万ドルちょっと。アパートの家賃は高いし、一人住まいできる物件が少ないこともあって、シェアハウス(一軒家を数人で借りる)に住んでいる学生が多いようです。

好成績をとって3年次編入も

上位大学への進学状況は、Collegeで頑張ってオールAのような成績を続けて、希望のUniversityに3年次編入するのが一つの王道。米国の大学は、日本以上に奨学金制度や優秀学生に対する経済的支援が充実していますが、それにしても子供を留学に送り出す親は大変です。

授業は、1セメスターで平均4~5科目くらいを取っていくと、ちゃんと卒業できますが、毎回課題が出ます。英文100ページの課題を読まないと参加できない発表形式の授業やアクションラーニング、グループ活動などのために、大学内の小教室は学生同志の打合せで満員です。

図書館は24時間オープン!

とにかく忙しく生活している学生が多い。特に、理系の学生は実験があるので、3年生からは、研究室にいる時間が自分の家にいる時間より長いのは当たり前。理系は日本も一緒かもしれませんが。日本でも増えてきているようですが、大学の図書館は24時間オープン。IT環境も整備されていて、無料Wi-Fiは建物の中はすべて対応。液晶TVが机に常備されている場所があって、モバイルPCを持って行けば、大画面で作業ができるようになっていて、この点の投資はさすがです。

学業の外に課外活動もやっていると、日本の学生のようにアルバイトできる時間はないとのこと。実際、留学生は大学が認めたTA(ティーチングアシスタント)などのアルバイトはいいけど、マクドナルドとかのバイトはできない。試験の後と金曜日の夜は、ほっとして、お酒を呑むこともあるが、21歳以上でないと、お店はアルコールを出してはいけないという法律があって、もし学生証やパスポートなどIDを忘れてしまうと、たとえ21才以上であっても飲ませてくれないとのこと。日本人は見た目が若く見えることもあるようで、30歳代の出張者でもIDを求められたことがあるという話も聞きました。

日本からの留学は1年以下が中心

米国の大学を卒業する日本人は、減少の一途らしい。交換留学を含む1年間以下の留学生が目立つ状況です。日本では、一部の大学で1年程度の留学が義務付けたり、豊富な短期留学のメニューを持つ大学が増えたりしているからだろう。

一方で、日本の大学や大学院に留学する外国人は増えています。これは国や大学の国際化への努力の成果でしょう。私立大学であっても、米国や英国に比べれば学費が安く、外国人が日本に留学しやすくなっているのではないでしょうか。日本語のハードルは高いけれど。

自分への問いかけが成長促す

日本から米国のCollegeに来ている留学生の諸君は、米国生活に慣れ、一皮むける経験をして、たくましくなっているように見えました。日本の学生と比較して、きっと内省する機会が多いからではないだろうか。

例えば、以下のようなことを自分に問いかけているのです。

・自分はなぜ留学に来たのか?

・いま大事なことは何か?

・将来何をしたいのか?

・自分は何を身に付けられているのか?

また、日本の歴史や政治、文化について、他国の学生や先生から聞かれる経験が多くある。また他国の話を聞くこともある。そんな中で、日本の大学生と比べて、自らの価値観、個の確立が進んでいるのではないだろうか?

一方、学生の言葉で印象的だったのは、以下です。

・「米国の行き過ぎた個人主義より、日本的なチームや団体を大事にする方がいい」

・「勉強ばかりしていて、日本の学生のようにアルバイトを通じて社会を知る機会がないことが心配」

・「自己分析しようとすると、いろいろな自分がいるので、適性テストってどうしたらいいんでしょう」

・「いったん会社に入って、大学に戻るのが米国では普通だし、その方が成長できると思うのですが、日本では認められないのでしょうか?」

・「本当に留学したことが活かせる仕事があるのでしょうか?」

・「やはり日本はいい国だ。帰国して日本のために働きたい」

留学生も悩んでいるんですね......。

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