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これからの女子キャリと生き方(7)育休中の2児のママから女子大生へのアドバイス

新居日南恵 authored by 新居日南恵manma代表
これからの女子キャリと生き方(7) 育休中の2児のママから女子大生へのアドバイス

 今回、女子大生へのメッセージを伝えてくださる現役ママは育休中の2児の母、岡村さんです。学習院大学卒業後、旅行会社に入社。海外旅行の企画・販売・添乗を担当され、入社6年目で旦那さんと結婚。旅行業界内で転職され、30歳でご長男を出産。出産後は1年専業主婦をし、その間、地域の親子サークルを立ち上げて、イベントの企画運営を行っていたそうです。

 ご長男が1歳になった時に、保活と就活に取り組み、保険業界へ転職され、大手生保のオペレーターとしてパート勤務をしながら、独学でファイナンシャルプランナー2級を取得されました。現在はご次男の育休中です。人生の変化に柔軟に対応したライフキャリアを送る岡村さんからは「恋愛とパートナーシップ」についてお話をいただきました。

恋愛での「イタイ経験」がとことん自分と向き合う機会をくれた

 20代は自他ともに認める「肉食系女子」だった岡村さんも元々は田舎に住む、恋愛に奥手な女の子でした。中学校の卒業式で振られた初恋の男の子と大学に入ってから再会し、その時にはイケイケの東京の女子大生になっていた岡村さんは晴れて4年越しの恋を実らせたといいます。

 しかし、サークルやバイトで忙しいその男の子とは中々連絡が取れず、次第に疎遠に。まさかの音信不通で初恋は幕を閉じたといいます。頼りっぱなしだった相手がいなくなったことで、茫然自失になった岡村さんは何をして良いか何も分からなくなってしまいました。自分に何も自信が持てないまま、半年間、大学にも行かずほぼ家で引きこもっていたそうです。休みが続き留年が確実になってきたころ、留年するような自分が格好悪すぎて、大学もやめようと思っていた岡村さん。

 「でも、そんな『情けない』私を親は見捨てず、留年しても良いから大学に行きなさいと、お金を出してくれました。また『格好悪い』私でもずっと心配してくれた友達がいた。絶対的に自分を肯定してくれる人がいるって、こんなにもありがたくて勇気の出ることなんだなと分かりました。それからは、開き直り、自然体でいられるようになりました。相手に合わせるのではなく、自分の意思を伝えられるようになりましたね」

 この時の恋愛に振り回されていた「イタイ」経験が、自分を見つめ直す転機となり、また、その時に覚悟を決めて挑戦したカナダ留学が岡村さんのライフワークである「海外旅行」との出会いをもたらしてくれたそうです。

 「でも、妊娠出産を経てやっと、男の気持ちが分かるようになりました。特に息子を育てる中で『これを若い頃に知ってれば、あんなに恋愛でイタイ経験しなかったのにぃ!』と悔しくなることもたくさんあります(笑)」

パートナーシップにおいて大切なことは「楽しむこと」

 そんな岡村さんが旦那さんやお子さんと接するときに心がけていることは、「自分が楽しむこと」だといいます。元々旅行業の添乗員として、お客さまに安心感を与え、雰囲気を和ませるために必須だったという「笑顔」。この笑顔は自分が楽しむことから生まれるのだと岡村さんは語ります。

 「子どもって不思議でお母さんの笑顔が大好きです。特に男の子はお母さんが本当に大好き、0歳の次男でさえ、私が笑っていると大笑いしますし、6歳の長男は私を笑わせるために予想外のことをしてきます(笑)。一説によると、男性の人生の満足度は、奥さんが幸せであればあるほど上がるといいます。また、男の子は、褒められると素直に受け取ります。とても嬉しそう。可愛いです。だからこそ、これからの女子大生には、意中の人がいたら、いつも幸せそうな笑顔で、そしてその人の得意なところを褒めてあげてね、と言いたいです。くれぐれも、けなしちゃダメですよ!私はちょっと落ち込んで、自分を褒めてもらいたい時、まずは先に夫を褒め褒めします。その上で『ねぇ、私の良いところも言って!』とおねだりします(笑)。家庭円満のコツ~!」

家族留学を、先輩の「失敗」から学ぶ機会に

 家族留学の受け入れ家庭として、多くの女子大生を受け入れて下さる岡村さん。ご自身の過去の「イタイ」経験や日頃心がけていることから、私たちに多くの人生のヒントを教えてくれます。私も一人の女子大生として落ち込む失敗もありますが、こんな素敵な先輩方もたくさん失敗していたのか、と思うと気持ちが軽くなりますし、自分の経験からだけでは学べないたくさんの教訓を得ることができるように感じます。

 「家族留学を人生の先輩の『失敗』から学ぶ機会と考えて、いつでも、気軽に遊びに来てね」。岡村さんは笑顔で締めくくってくれました。

岡村家での家族留学の様子