日本経済新聞 関連サイト

OK
[ skill up-自己成長 ]

早稲田祭への想い2016(5)タップダンスで「実は一番困ること」

authored by 早稲田祭2016運営スタッフ
早稲田祭への想い2016(5) タップダンスで「実は一番困ること」

 キレのあるダンスとともに聴こえてくる軽快なタップ音。タップダンスは観客を目と耳の両方で楽しませてくれる。今回は、早稲田大学の公認タップダンスサークルであり、いろいろなジャンルのタップダンスで活躍中のTAP-lovers代表の中村俊太郎さん、早稲田祭2016担当者の多喜脩文さんにお話をうかがった(聞き手は早稲田大学1年、早稲田祭2016運営スタッフ広報制作局局員・黒木ひなた)。

忘れられない光景

――2016年11月5日(土)、6日(日)に早稲田祭2016が行われましたが、どのような想いを持って臨みましたか。

中村 自分たちが3年生なので、最後の早稲田祭になるんですよ。だから今までにやったことのないことをやりたくて、数多くの企画に出て、新たな試みをしました。自分は代表なので、1サークル員として早稲田祭を楽しむのも大事だけど、どうやってお客さんを楽しませるか、というのを第一に考えながら臨みました。

多喜 「早稲田祭2015」の大隈講堂前ステージに出させていただいたんですが、大勢のお客さんであふれた光景が印象的で、それを1年下の子たちにもぜひ見てほしいなという想いがありましたね。あとは1年上の先輩にとって最後の早稲田祭になるので、できるだけ良いステージにできるように、という気持ちで臨んでました。

――お2人の、パフォーマンス団体さんならではの熱い想いが伝わってきました。そんな想いを持って臨んだ、早稲田祭2016当日を振り返った感想をお願いします。

TAP-lovers早稲田祭2016担当者の多喜脩文さん(左)と代表の中村俊太郎さん

多喜 例年TAP-loversの演技時間になると雲行きがあやしくなったり、雨が降りそうになったりするので心配だったんですが、今年は文句のない晴天で、それが一番印象的ですね(笑)。晴れていたので照明がつけられて、演技が映えたし。

中村 タップダンスは板を使うので、雨が降ると演技中止になってしまうんですよ。だから、晴れて本当に良かった。例年、自分たちの出番の直前まで雨が降っていたので、演技中は寒かったんですが、今年は暑いくらいでした。あと、いつもTAP-loversの演技時間が昼だったんですけど、今年は夕方で、3年間早稲田祭に出てきた中で一番お客さんが多かったです。その光景が忘れられないですね。やっぱり高い舞台から見てると一目瞭然なんです。

――今年は2日間とも晴天だったので、団体さんにとって好都合でしたね!ステージでのパフォーマンスを全て行うことができて良かったです。

挑戦とその裏側

――早稲田祭2016のキャッチコピーが「今こそ、挑戦の時。」ですが、早稲田祭2016のために「挑戦」したことはありますか。

中村 「挑戦」というテーマが発表されたときにまず思ったのが、例年より参加企画数を多くすること。特に理由はないんですけど、TAP-loversは例年大隈講堂前ステージしか出てなかったんですよ。1日目で全部の演技が終わっちゃってたんです。せっかく早稲田祭に出るなら、もっと積極的に関わっていけたらなと思って、ほとんどの本部企画と戸山カフェテリア前ステージも申し込みました。参加企画が増えることに応じて結構大変になるんですけど、より多くの人にTAP-loversを知ってもらうという挑戦のために、さまざまなステージに出てパフォーマンスをしました。

多喜 僕は、前夜祭での演出が印象的です。今年は早稲田大学ジャグリングサークル~infinity~というジャグリングをするサークルと、津軽三味線同好会三津巴という三味線を弾くサークルとコラボしたんです。そのときに、ステージが暗くなって、infinityは光るジャグリングをして、TAP-loversは足が光って、三津巴は三味線が光るように細工して。それが結構好評だったみたいで、挑戦という形になったのかなと思ってます。

――早稲田祭のテーマを意識して活動していただいてありがとうございます。そんな中、早稲田祭2016当日まで苦労したことはありますか。

多喜 単純に曲数が増えたので、出る人の負担は大きくなりましたね。あと、演技が始まる前に板を20~25枚敷くのですが、それを時間内に行うのが大変でした。そのセットの練習を去年はもう少しやっていたんですけど、今年はできるだけタップダンスの練習に時間を割いたんです。結果、リハーサルの時間内に敷き終わらなくて。どうしようどうしようと話してました。本番はうまくいったのですがはらはらしましたね。

――板を敷くというところで意外なハンデがあるんですね。

中村 あれさえなければね(笑)

多喜 どこにでも出られるのに(笑)

――当日は何かハプニングはありましたか。

中村 本番中に調整ミスで時間が押しかけたんですけどぎりぎり時間内に終われました。5曲やるのは決まっていたので、そこ以外の時間をまいてなんとか。

多喜 戸山カフェテリア前ステージで予想以上に音が響きすぎちゃって、逆に踊っているほうがスピーカーから音楽が聴こえにくいという状況になりました。

中村 初めてだったのであそこまで響くということに驚きました。

――それは大変でしたね。リハーサルのときはうまくいっていたんですか。

多喜 リハーサルでは音楽と合わせてはやらなくて、当日初めて合わせてみて、だったので予想外でした。

中村 リハーサルは時間が短かったので、場当たりがメインだったんです。いざ通してやってみると全然音が聴こえなくて(笑) 自分たちの足音もうるさくて大変でした。

未来を見据えて

左から多喜脩文さんと聞き手の黒木ひなた、中村俊太郎さん

――それでは最後に、今後のTAP-loversさんの活動とその意気込みについて教えてください。

中村 TAP-loversは基本的に、新歓公演、文芸祭、早稲田祭、そしてこれからあるのが定期公演の4つの公演を目的として活動しています。それが12月末にあって、それの準備を早稲田祭が始まる少し前から始めています。そこが今後の活動のメインであり集大成です。3年生はそこで全員引退ですし。早稲田祭2016を見に来てくれた人がまた見に来てくれたらいいなと思ってます。

多喜 僕は定期公演で引退するわけではないので、今年の反省を来年の早稲田祭に生かせたらなと思ってます。あとは来年も大隈講堂前ステージで踊れるように頑張ってやっていこうかなと思います。

中村 タップダンスって、チアとかよさこいとかに比べると知名度が圧倒的に低いんです。大学生のやっているタップダンスサークルだとうちが一番大きいので、その強みを生かして、タップダンス界を自分たちで盛り上げようくらいの勢いで。学生だからこそいろいろなイベントに出演できるので、それを通じてタップダンスの面白さをたくさんの人に伝えて、わかってもらえるといいなと常々思ってます。TAP-loversを通してタップダンスを知ってもらいたいですね。

――今後もぜひタップダンスの魅力をたくさん発信していってください。

「日経College Cafe」のお勧め記事はこちら>>