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Womanフォーラム リポート日経カレッジカフェアカデミー
女子学生600人参加~テーマは
「シゴト+キャリア+女子力」

Womanフォーラム リポート 日経カレッジカフェアカデミー女子学生600人参加~テーマは「シゴト+キャリア+女子力」

 日経カレッジカフェは2016年12月17日、東京・大手町の日本経済新聞本社で、キャリア意識の高い女子大学生・院生向けのイベント・講座「Womanフォーラム」を開催しました。当日は有名ビジネスウーマンによるオープニングセッションに続き、大学生に人気のある企業16社の講演を4会場に分かれて開催。延べ600人を超す女子学生が参加しました。まずは、オープニングセッションの模様を報告します。

<参加各企業のリポートはこちら>
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オープニングは華やかに

 午前11時、鮮やかな照明と音楽で盛り上げる中、オープニングセッションが始まりました。パネラーとして登壇したのは、稲垣あゆみさん(LINE執行役員)、牛窪恵さん(世代・トレンド評論家 マーケティングライター インフィニティ代表取締役)、経沢香保子さん(キッズライン代表取締役社長)、横山祐果さん(サイバーエージェント/AbemaTV プロデューサー)の4人。華やかなファッションと素敵な笑顔に、会場の参加者約200人の視線が集まります。司会は、ビジネス情報番組「ワールドビジネスサテライト」のキャスターとしておなじみのテレビ東京アナウンサー、相内優香さんです。

 オープニングセッションのテーマは「シゴト+キャリア+女子力」。どんなトークが展開したのでしょうか。セッションの様子を再現してみましょう。

「一番力がつく仕事をしたいので営業に」(経沢さん)

 相内優香アナ「今回のセッションでは、参加している女子学生の皆さんからゲストに聞いてみたいことを決めています。最初のテーマは、就活について。最も多かったのは就活で『何を自分の軸にしているか』です」

 横山祐果さん「テレビや舞台が好きだったので、何かしら関わりのある仕事に就ければと思っていました。それと、実家が山梨県にあるので、できれば遠くに行きたくない、東京で勤めたいと考えました。その2つが軸ですかね」

 経沢香保子さん「母に、これからは女性も働いて自立する時代になるよ、とものごころついたときから言われて育ったので、小さいときから、自立するにはきちんと仕事を続けようと思っていました。また、女性であるため、結婚や出産、育児も経験したいと思っていたので、それらすべてを両立するにはどうしたらいいかと、ずっと考えていました。ですので、就職活動のときは、とにかく『一番力のつく会社』で『結果や実力が目に見える仕事』をしたいと思って、男女の区別もない実力主義のリクルートに入って、営業職を希望しました」

 牛窪恵さん「私はモノ書きになりたかったので、就職では出版社を選んだのですが、実は希望していた部署には配属されませんでした。でも、入社の翌日に先輩社員から『入社して5年間続かなければ、どこの会社に変わってもダメだ』と言われ、しっかり5年間は働きました(笑い)。書くスピードが人よりも速かったため役員会議の書記役を引き受けたりしたのですが、実はその中で財務管理の手法などを学べたのです。後に自分の会社を立ち上げた後にとても役立ちました」

「学生時代、インターンで9社で働いた」(稲垣さん)

相内優香(あいうち・ゆうか)アナウンサー

 稲垣あゆみさん「就活のテーマは『アジアとインターネット』『自分が好きかどうかで決める』の2つでした。実は大学のときにインターンで計9社の企業で働いてみました。経沢さんのいた楽天でも働いたんですよ。若い人が起こしたベンチャー企業は盛り上がっていて、こういうところなら自分のやりたいことができる、一致団結して会社を大きくしたいと考えました。自分はアジアから世界に発信するインターネットサービスを作りたいと考えたので、結果的にそういう進路になりました」

 相内アナ「ありがとうございます。次のテーマは仕事とキャリアについて。参加者によるQRコードを使ったスマホでの投票結果では、『仕事を始める前に思い描いていたキャリア形成と実際とのギャップは』です。いかがでしょうか」

 稲垣さん「実は私、新卒で就職した会社を3日で辞めたんです。夏休みに1カ月インターンで働き、この人と一緒に働きたいという上司も見つけた会社ですが、入ったら全然希望と違う部署で、やりたいこととも違った。この会社に残っても自分らしくない、周囲に迷惑をかける前にやめようと考えました」

 牛窪さん「ところで、相内さんはどうなのですか」

 相内アナ「私ですか(苦笑)。中学生の頃からアナウンサーになりたくて、毎年朗読の全国コンテストに出ていました。大学も有名アナウンサーの出身者が多い立教大学を選びまして、もうこれしかない状態でした。就活では一番最後に試験があったテレビ東京にひろっていただいたという感じでしたが、最初から大きな仕事を任せてもらい感謝しています。一方で、テレビ局というのはやはり大きな組織で動き、保守的なところも多いな、という思いはあります」

横山 祐果さん(よこやま・ゆか、サイバーエージェント/AbemaTV プロデューサー)
慶応大学卒業。2008年サイバーエージェント新卒入社。Ameba事業本部配属後、モバイルゲーム『私のホストちゃん』などヒットゲームの企画・プロデューサーを務める。14年10月には初の女性執行役員に就任、女性管理職推進プロジェクトを推進。16年4月にAbemaTVに出向し、インターネットテレビ局「AbemaTV」の番組製作に携わる。
経沢 香保子さん(つねざわ・かほこ、キッズライン代表取締役社長)
慶応大学卒業。リクルート、楽天を経て26歳の時に自宅でトレンダーズを設立し、2012年、当時女性最年少で東証マザーズ上場。14年に再び創業し、「日本にベビーシッターの文化」を広め、女性が輝く社会を実現するべく、1時間1,000円〜即日手配も可能な安全・安心のオンラインベビーシッターサービス「キッズライン」を運営中。

「出会いは偶然ではなく、必然です」(牛窪さん)

 牛窪さん「私は出版社の希望していた部門が、入社のときにバブルが弾けてなくなってしまいました。入社してどうなるのかは分からないですよね。でも人との出会いはたくさんあり、それが今でもつながっています。出会いは偶然ではなく、必然であると思います」

 経沢さん「人生はまさかの連続だなとつくづく思います。だから、キャリアプランを描いても、会社の環境や経済状況、または自分のライフスタイルも変わるので、その通りに行くことの方が少ないと思います。ですので、キャリアプランは『自分がどうなりたいか』という大枠の目標を描きながら、その都度その都度の状況変化に応じて乗り越えられる力をつけることが大事だと思います。私自身、30歳で結婚し、31歳で妊娠したのですが、子どもが難病で、保育園に入れて仕事を続けようという計画は簡単に崩れました。でも、そのピンチをチャンスに変えようと、まずは状況を受け入れました。冷静に考えると、当時、起業した会社は社員7人で、私がいなければ回らないので、育児との両立はムリとわかりました。では、会社をしっかりした組織にしようと考え、株式上場を視野に入れました。一方で、保育園がダメならとベビーシッターに育児を依頼しました。ベビーシッターという仕組みは素晴らしかったのですが、私にとって派遣会社を通じての依頼は料金は高くて、やり取りも営業時間が限られて、電話が中心だったので、これをインターネットにして24時間予約ができて、料金ももっと安い仕組みをつくれれば、助かるママが増えるのではないかと考え、今の『キッズライン』を立ち上げました。苦しい経験も次の仕事につながる。試練は2倍以上のプラスで返って来ると考えています」

 横山さん「サイバーエージェントに入って配属がAmebaブログだったのですが、なかなか成果が出なかった。でも、上司からは、今やれることをしっかりやって成果を出して、上に伝えればいいと言われました。そのうちに、やりたいことに近づいていきました」

牛窪 恵さん(うしくぼ・めぐみ、世代・トレンド評論家 マーケティングライター インフィニティ代表取締役)
日大芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集及びPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。2001年4月、マーケティングを中心に行うインフィニティを設立。トレンド、マーケティング関連の著書多数。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」ほかでコメンテーター等を務める。
稲垣 あゆみさん(いながき・あゆみ、LINE執行役員・LINE企画室室長)
大学卒業後、ベンチャー企業の立上げに関わったのち、バイドゥ(日本法人)勤務を経て、2010年ネイバージャパン(現LINE)に入社。LINE立ち上げ当初より企画を担当し、15年4月、LINE企画室室長。16年1月、最年少で執行役員に。

「会社で必要とされれば働くことが楽しくなる」(横山さん)

 相内アナ「それでは最後に、これから一歩を踏み出そうという学生の皆さんにメッセージをお願いします」

 稲垣さん「キャリアは何年後にこうありたいと考えるより、結果として自分の後ろにできるものと思います。先のことは分からない、不安も多い。楽しく、自分らしくやっていければ満足というのが私の人生観です。就活の面談でも、頭で考えた自分のストーリーはすぐ見破られてしまう。経験に裏付けられた今までの生き様を素直に話したほうがいいと思います」

 牛窪さん「就職すると2、3年は自分の時間を自分でコントロールできません。だから学生の時にはいろいろなことを経験して欲しい。様々な人との出会いはその後につながります。OG・OB訪問でもそうです。出会いを大切にしてください」

 相内アナ「就活でも出会いを楽しんだもの勝ちですね」

 経沢さん「いまの時代は女性でも、人生は思ったとおりに描いて実現できると思っています。ただ、そのための一番大事なことは、『進む道は自分で決めること』。会社、職業選びも親や他人が決めてしまうと、それは、自分らしい人生ではありません。自分らしい人生は自分らしい決断の連続だと私は思っています。そして、自分らしい人生こそ、もっともあなたの魅力が輝く生き方だと思っています」

 横山さん「私は一番行きたい会社に入ったわけではありませんが、ここで働くと決めた以上、会社から必要とされる人間になりたい。そうなれば、働くことが楽しくなります」

 相内アナ「就活ではだれでも不安になることが多いですよね。まずは自分と向き合って生い立ちから始めたストーリーを作ってみる。そして面接では肩の力を抜いて話してみたらどうでしょうか。パネラーの皆さん、素敵なお話をありがとうございました」

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