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子育て経験が仕事で役立つ時

これからの女子キャリと生き方(8)

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NIKKEI STYLE

みなさんこんにちは、manma代表の新居日南恵(におり・ひなえ)です。夏から連載させていただいている「これからの女子キャリと生き方」第8回目は、前回に引き続き現役ママたちが伝えたい女子大生へのメッセ―ジについてお話させていただきます。今回のテーマは「仕事と子育ては相乗効果がある」というメッセージ。働くことと子供を育てることは一見、両立が非常に難しいように思われますが、それらはむしろお互いに良い影響を及ぼし合う。そう語るママさんに迫りました。

今回ご紹介するのは、高知県にある作業療法士の養成学校の先生として活躍される2児のママさん、片岡さん。片岡さんは出身地である愛媛県で学生時代を過ごし、ファーストキャリアはアパレルの店員さんでした。6年間務めたところで「やりたいこと」が見つかり専門学校へ入学。その後、手に職をつけて進んだキャリアが現在の養成学校の先生というお仕事だったと言います。学校の先生としては、平日朝早くから夕方遅くまでの勤務に加えて、生徒さんからの質問や相談への対応も行います。そんな中での子育てはやはり旦那さんの協力なしにはできないと片岡さんは語ります。

パパの自信をなくさせないために

旦那さんと二人三脚で子育てに取り組む片岡さん夫婦は、子育てに関して夫婦間で議論になることもあるそうです。「うちのパパは子供の小さな変化に気づきにくかったり私より少し過保護だったりするんです(笑)。娘がもう箸が使えるようになっているのにスプーンを使わせたり、寒いからってとにかく厚着をさせたり......(笑)。体温調節ができなくなるからちょっとくらい薄い方がいいのよ、なんて言ったら、せっかく子育てに協力してくれているパパの自信をなくさせちゃうんです」。

そんな時こそ、片岡さんは仕事でのスキルを活かすそうです。「だから私は、LINEでいろんな子育てに関する記事をパパにシェアするようにしてるんですね。例えば、厚着をさせすぎると体温調節ができない......、みたいな記事とか。そうするとパパも第三者の意見なら客観的になるんですかね、すんなりと受け入れてくれるんですよ(笑)」。

日頃、学生たちに物事をわかりやすく伝え、指導されている片岡さんだからこその、このコミュニケーションは、仕事が子育てに活きた良い事例といえるのかもしれません。「育てる」ことや「わからない・できない人」に「相手と同じ目線でコミュニケーションをとる」ことは、仕事と子育てに共通するもので、どちらかがうまくいけばもう一方にもいい影響がありそうです。

子育てに悩んだ時期もあった

逆に子育てが仕事の場面で生きてくることも多いといいます。「例えば子供ができることで、ママ友ができたり地域のお母さんたちのコミュニティに参加したり......と、今までになかったような付き合いができてきます。仕事の場面だけだと出会えなかったような業種の人や考え方を持つ人たちとの会話って、仕事で使えるいろんなアイデアをくれたりするんですよ」。

そんな片岡さんですが、実際に仕事と子育ての両立にはたくさん頭を悩ませたそうです。特に、20代と30代の前半を仕事のための時間に使っていた片岡さんは、バリキャリとして活躍する先輩に強い憧れを抱いており、「中途半端」な形で仕事を続けることへの抵抗もあったと言います。しかしそんな中でその先輩はやさしくアドバイスをくれました。「人生にはいろいろな時期があっていい、短く太い時期もあれば長くて細い時期もある。いろんなフェーズがあってもいいんじゃない?」。その言葉に片岡さんは背中を押されたと言います。

「バリバリ働けないなら、仕事を辞めて家庭に入れとか、そういう極端なことではないと思います。休んでいる期間にもほんの少し勉強してブランクをつくらないようにするなど、何らかの形で仕事を続けることができます。これからは働きながらの子育てがスタンダードになるなか、働く親の背中というのは子供にとっての一つの良いロールモデルになるとも思うんです。大人になっても勉強すること、大人になっても目標をもって生きていること、そういったことを親の背中から学び取ることができるのは大切なことなんじゃないかと信じています」

片岡さんが大学生として今後のキャリアを描くとき、世間はバブル崩壊で先行きが見えない日々が続いていたそうです。そんな中で片岡さんはノートを使って今後のライフとキャリアのイメージを書き出したといいます。「左側にキャリアについて、右側にライフについて実現したいことを書きだし、左右を見ながら人生のプランを練っていくこと。それが大切なんだと思います」。仕事も、子育ても、お互いがお互いに素敵な影響を与えられるような女子キャリ、歩んでいきたいですね。

新居日南恵(におり・ひなえ) 1994年生まれ。東京出身。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在学。2014年に"いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる"をコンセプトに掲げ、任意団体「manma」を設立。2015年1月より学生が子育て家庭の日常生活に1日同行し、生き方のロールモデルに出会う体験プログラム「家族留学」を開始。

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