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ジョブヨク(38)ワーク・ライフ・バランスについて
考えた @ヨコハマ

authored by ジョブヨク
ジョブヨク(38) ワーク・ライフ・バランスについて考えた @ヨコハマ

 こんにちは、ジョブヨク@横浜スペシャルvol.10スタッフの鈴木です。今回は2016年12月4日、横浜のみなとみらいInnovation & Future Centerにて行われたジョブヨク@横浜スペシャルvol.10「あなただけのワーク・ライフ・バランス」の開催報告をします。

 ジョブヨクとは、学生と大人が「働き方」と「生き方」を語るセッションです。学生が「働くこと」と「生きること」について、多様な大人メンターたちとフラットな関係で対話することで、自ら考え、自主的に仕事や社会と向き合うきっかけを創ります。当イベントは、2014年から現在(2016年12月8日)までに、全国各地で70回以上開催されています。横浜で開催されたジョブヨクは、今回で10回目の開催となりました。

 今回のジョブヨクのテーマは「あなただけのワーク・ライフ・バランス」。このテーマ設定には2つの大きな理由があります。1つは「働き方」や「生き方」を考えるジョブヨクにふさわしいテーマは何かと考えたときに、現在社会的に注目されている「ワーク・ライフ・バランス」はふさわしいテーマではないかと考えたからです。もう1つは「ワーク・ライフ・バランス」は女性の仕事と子育ての両立に関して使われることが多い言葉ですが、男性にも、学生にも当てはめて考えるべきではないかと考えたからです。

会場を自由に歩いてもらったアイスブレイク

アイスブレイク「休日にしていること」

 テーマ「ワーク・ライフ・バランス」のディスカッションに移る前に、20分程度のアイスブレイク! お題は「休日にしていること」です。参加者には一度、起立をして会場を自由に歩いてもらいました。そのなかで、話し相手を見つけ、その後は1対1で簡単な自己紹介や、お題に関するトークをしてもらいました。

 アイスブレイク開始時には初対面の社会人や学生に緊張していた私ですが、お題に関するトークのなかで、社会人の方が「休日は6kmマラソンをします」と話すなど普段知ることのできない社会人の一面を知ることができ、私自身「もっと色んな話をしてみたい!」という気持ちになりました。参加者の方も、アイスブレイク終了時には私と同じように「もっと色んな話をしてみたい!」と言わんばかりに個々の会話がヒートアップしていました。

自社の製品「ケロミン」を手に発表する奥山さん

セッション1 「ワーク」について

 アイスブレイクでセッションに参加するエンジンがかかってきたところで、早速セッション1を行いました。セッション1のテーマは「ワーク」。参加者にはまず、「ワーク」という言葉に対して、思いつく限りの言葉を個人で付箋に書いてもらった後、決められた4、5人のグループごとに個人の持つ意見を共有してもらいました。

 学生、若手の社会人、ベテラン社会人......、多種多様な人がそれぞれの視点で「ワーク」に関する意見を共有しあうことができました。例えばあるグループでは、「仕事とは、生活の糧を稼ぐものであるではあるが、それだけではなくやりがいが重要ではないか」という意見が出ていました。その意見を受けて私は、自分自身が仕事を「生活の糧を稼ぐもの」と割り切ることができるかな? と考えることができました。

セッション2 「ライフ」について

 続くセッション2のテーマは「ライフ」。セッション1と同じ方法で、「ライフ」という言葉に対して思いつく限りの言葉を個人で付箋に書いてもらった後、グループごとに個人の持つ意見を共有してもらいました。

 参加者全体で意見を共有する際、特に印象的だった発表が有限会社トゥロッシュの奥山さんの発表でした。自社の製品「ケロミン」(アマガエル型の電子楽器)を用いて、「かえるの合唱」を披露した後、次のようなことを話されました。「自分にとっては、ワークとは電子機器の製作であり、ライフとは大好きなカエルである。つまり、このケロミンは、自分にとってワークとライフの融合であり、自分にとってはワークとライフはある意味、一体のものである」。私はこの発現を聞いて、ワークとライフを分けない考え方があるということに気づくことができました。

ワークとライフのどちらのほうが重いか?

セッション3 「あなただけのワーク・ライフ・バランス」

 10分の休憩の後に始まったセッション3ではセクション1、セクション2でのワークとライフのディスカッションをもとに、白紙の紙に天秤の図を書いてもらい、それを使って、自分にとってワークとライフのどちらのほうが重いかを書いてもらいました。

 私は「社会人の方は"ワーク"の比重が高い人が多いのかな」と思っていましたが、ワークとライフを同じ位大切にしている社会人の方が多いことが印象的でした。また、「結婚を機にワーク・ライフ・バランスを考えるようになった」という意見が社会人の方から出ていたことで、「学生だけの会話ではなかなか聞けない貴重な意見だな」と思いました。

セッション後は参加者で円を作って、感想・意見発表タイム

 今回、ジョブヨクに参加した学生からは「社会人の方とセッションをすることで、学生である自分が考えるライフの定義が狭かったことに気付くことができた」「就職活動を控えるなかで、自分がワークとライフどちらに重きを置くべきか考えることができた」といった、社会人になる将来を考える上で有意義な時間であったという意見が多く見られました。

参加者で円を作って、感想・意見発表を

 また、社会人のかたからは「ワーク・ライフ・バランスは時間的な問題ではない。ワーク・ライフ、両方に対する心の入れ込み具合が問題」「ワークとライフのバランスが崩れたとき、いかに回復するかが大切」「自分のなかでたまにはワークとライフを逆転させることもいいかもしれない」といった、実際に社会人として働いているからこそ出る意見が多く見られました。

おわりに

 私は、ジョブヨク@横浜スペシャルvol.10スタッフとして今回のテーマ「ワーク・ライフ・バランス」を決めた際、「社会人であればワークが大切だと思う。仕事は仕事と割り切って、プライベート(ライフ)とは切り離すべき」と考えていました。

 しかし、イベントを経て多くの社会人の方から「ワークライフハーモニー」といった、「ワークとライフを無理に切り離さず、調和させていく」「ワークも楽しむ」という考え方を学んだことによって、自分の「ワーク・ライフ・バランス」観を見直すことができました。私以外の、ジョブヨク@横浜スペシャルvol.10スタッフ含めた学生にとっても、そうした時間になったようです。

 また、社会人の方からも「自分の視野が広がった」というコメントをいただいたことで、今回参加した学生・社会人・スタッフにとって良い時間を作ることができたと感じました。今回参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。また、これまでにイベントに参加したことがない方も、この記事を読んで「ジョブヨク」に興味を持っていただけたら幸いです。次回以降の「ジョブヨク」イベント開催スケジュールは、公式サイトをご確認ください。

記念撮影