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就活に役立つ「新聞」活用法  なぜ自己分析に有効なのか

人事部長のひとりごと(10)

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皆さん、新聞は情報を得るだけのものではありません。使いようによっては、自己分析の特効薬にもなることを、ご存知だったでしょうか。今日はそんな話をしてみたいと思います。

今回の執筆は、日本経済新聞社等で勉強会「ジローさんの迫熱教室」を行っている中澤二朗です。現役の人事部長ではありませんが、最近まで某大手企業の人事部長を務め、今は高知大学の客員教授をしています。

日経新聞でディスカッション

さて話は、かれこれ2年ほど前にさかのぼります。私は、就活を控えた高知大生を対象に、当日の日経朝刊を全員に配ったうえで、こんなワークショップを行ったことがあります。

(1)(独り作業)どんな記事でもいい。関心あるテーマを一つ探す。

(2)(グループ作業)なぜそれを選んだのか。その理由を述べ合い、かつ聞いた側はその感想をいう。

(3)(全体発表)グループ毎に、どんな記事が選ばれ、どんな議論があったかを述べる。

(4)(コメントと質疑)以上について私がコメントを述べ、質疑を行う(コメントは、ワークショップについてと、「会社と社会と働くこと」について)。

ちなみに(2)について、2017年3月8日付の日本経済新聞社(首都圏版)で再現すれば、こんな感じでしょうか。

Aさん:私は35面(東京・首都圏経済)の「起業・資格取得 子育てと両立」という記事が面白いと思いました。一方で赤ちゃん連れの女性の働き手が増え、他方でシェアオフィスの需要が増えていれば、その二つをつなぐビジネスは立派なイノベーションかなと思えたからです。

Bさん:僕は15面(企業・消費)の「衣服提案にもAI活用」という記事が面白いと思いました。人工知能の話は正直よくわかりませんが、衣食住とAIを結びつけてもいいんだと知って、それなら面白そうだし、自分もやってみたいと考えたからです。

では、この結果、参加者はどんな感想を持ったでしょうか。記憶をたどって、以下、その中から目ぼしいものを二つ。

今までは正直、自己分析がどういうものか、よくわかっていませんでした。でもこうして自分の興味ある記事を取り上げ、友だちとその結果を互いに共有するだけで何か自分の気付かなかった自分を知ることができてビックリしました。

他の人の話を聞いていて大変に面白いと思いました。どうしてその人はその記事に関心があるのか。その理由を聞いていて、今まで興味がなかったそうした分野に興味を持ち出す自分がいて不思議に感じたからです。

なぜでしょう。どうしてこうした感想が出てくるのでしょう。それは、新聞が、社会の縮図だからです。その縮図から「何か」を切り出したとたん、その「選択」を通して、他の人とは違う「あなた自身の何か」が浮き彫りにされるからです。

いや、「それ以外」を選ばなかったという不作為の「選択」を通しても、そこに関心のない「あなた」が浮き彫りにされてしまうからです。

「気づかなかった自分」に気づく

ずばり、それが自己分析の原点です。自分でも気づかなかった自分の発見です。であれば、これを使わない手はありません。分析をしようと思わなくても、「結果として」自分を知る手がかりになっていれば、この"魔法の新聞"が役に立ちます。

おまけに、勉強になります。視野も広がります。一石二鳥、いや、一石三鳥です。ぜひ友だちと声をかけあって、感想を述べ合ってみてはいかがでしょうか。

なお、これが私のワークショップであれば、最後にこんな問いかけをして議論の深掘りをするでしょう。

・(面白そうな製品や商品紹介記事を各自が見つけた上で)作る喜びを想像してみる。

・(それを踏まえて)働く喜び、働く報酬とは何かについて考えてみる。

・(さらに)そもそも会社とは何か、働くとはどういうことか、社会貢献とはどういうことかについても考えてみる。

最後に、もしご希望があれば、今度は皆さんを対象に、日経新聞を使った「自己分析と働くことについてのワークショップ」を設けたいと思います。

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