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笑っちゃうくらい大変だけど、とにかく子育ては面白い

これからの女子キャリと生き方(10)

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NIKKEI STYLE

こんにちは。manma代表の新居日南恵です。今回は都内に住んでいる三姉妹(6、4、2歳)のママ、森田さん(38歳)にお話を伺いました。

家族留学を「単純に『オモシロそう!』と感じた」「学生のときにあったらもっと真剣にライフプランを描けたかな~と思って!」とお話しくださった森田さんは、大学卒業後、ゼネコンに就職しました。しかし1年で退職し、プロスノーボーダーの道に進み、スノーボーダー引退後にはコンサル会社に再就職。3回の産休育休を経て、10年勤めた会社を退職され、この春からまた新たな職場に移られる予定です。

笑っちゃうくらい大変な子育て、でも、とにかくオモシロい

そんな多彩なキャリアを歩んでこられた森田さん曰く、子育てはとっても奥深いとのこと。「子供を育てて働くことは笑っちゃうくらい大変だけど、とにかくオモシロイ!! 自分の価値観を180度変えてくれる経験だと思います!」

子育ての「笑っちゃうくらいの大変さ」は1日のいたるところにあるそうです。例えば森田さんのご家庭は一番上のお子さんと、下二人のお子さんは別の保育園に通っているため、毎日2カ所に送迎しています。

「特に月曜や金曜は荷物が多く、一人中国雑技団になっていてオモシロイですよ。電動じゃないから、『よいしょ!! よいしょ~~!!』とか言いながら漕いでも、全然進まなくて笑えます。風の強い日なんて、『なにこれ? 新手の修行??』と思うくらいしんどくて、楽しんでます。ただ自転車を漕ぐだけでも、必死になれるなんて、子供の頃以来のオモシロさです」

そう話す森田さんは、何かをすることが「しんどいなぁ」と思ったら、全部しんどくなってしまうといいます。しかし、いつか親のもとを飛び立っていく子育てには「終わり」があります。森田さんはその要素が最終的に子育てを全部「オモシロイ」ものにしてくれると話します。今は、子育てのしんどさを全部楽しもうと心がけているそうです。

でも子供達はどんな私にでも日々愛情を注いでくれて、「子供にはかなわないなぁ」と思います。どんなに愛情を注ぎ返しても、決して敵うことのない愛情を注いでくれる子供達。こんなに愛情を注がれることは、きっと人生において最初で最後だと思います。子供は偉大です。

今も日々大変なこともあり、3人目のお子さんでやっと子育ての大変さを楽しめるようになったという森田さんは、時々、キャパオーバーにもなってしまうこともあるとのこと。しかし、どんなに「しんどい」時も愛情いっぱいに接してくれるお子さんたちが、そんなしんどさをカバーしてくれるそうです。

子育てを通じた価値観の変化

そんな森田さんは、子育てを通じて価値観が180度変わった経験も多かったといいます。例えば、お風呂上がりはまっさらなバスタオルで体に付いた水分を全部拭き取らないと気持ち悪かったと語る森田さん。

「でも、子供が生まれたら、お風呂上がりは、まず子供を拭かなきゃいけないし、3人を拭いた頃には自分の体の水滴なんて、ほぼ乾いてしまってるんです。それを、子供を拭いた後に、湿ったバスタオルでざざっと拭くような毎日で。はじめは気持ち悪くて仕方なかったんですが、それでも子供を拭いて、パジャマ着せて、クスリ飲ませて、歯磨きさせて......、とやることに追われていると、だんだんどうでも良くなってくるんですよね」

そんな森田さんは、次第に「バスタオルで拭けただけで幸せ」「バスタオルが乾いてるだけで幸せ」といったように幸せのハードルがぐぐっと下がったといいます。「ほとんどのこだわりなんて、どうでも良いものだった」ってことに気がつけたことが、大きな価値観の変化だったと。森田さん曰く、「こだわらないと、幸せをたくさん感じられるようになる」そうです。

女子大生へのメッセージ

子供を育てること、働き続けること。人として当然のこの2つですが、両立しようとした途端、急に困難なことになるのが今の日本だと思います。昔は女性の参政権も困難なことでしたが、今では当たり前の権利です。私たちはきっと、子育てと働くことの両立の過渡期を生きています。未来の人が「両立なんて当たり前でしょ」と思える日が来るように、今の日本で子育ても働くことも諦めずに、続けていこうと思っています。

これからこの道を歩くであろう皆さんに伝えたいことは、子育ても働くことも、大変な一面ばかりがクローズアップされていますが、その大変さ以上に、本当に本当にオモシロくって楽しいです!! たくさんの不安があると思いますが、勢いでこの道に踏み込んで来てください。想像以上の大変さと、それを超える面白さ・楽しさ・そして何よりの幸せが待っています!! 森田さんのような「オモシロイ」ライフコースも、すごく魅力的だと感じる時間でした。

新居日南恵(におり・ひなえ) 1994年生まれ。東京出身。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在学。2014年に"いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる"をコンセプトに掲げ、任意団体「manma」を設立。2015年1月より学生が子育て家庭の日常生活に1日同行し、生き方のロールモデルに出会う体験プログラム「家族留学」を開始。

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