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選考で落ちた! 後を引かないメンタル回復法

やる気スイッチを入れよう(26)

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NIKKEI STYLE

「ES(エントリーシート)で落ちた」「面接で落ちた」など、選考に落ちた時のショックは大きいものです。しかも、その翌日にも、また別の会社のESの締め切りがあったり、説明会があったりするなど、就活はまだまだ続きます。

どうすれば、このショックを乗り越えて前に進めるのでしょうか。

まず心のケガを手当てしよう

「自分が相手から選ばれなかった」という事実に、ショックを受けるのは当然です。転んだ時に、体にケガをするのと同じように、心にケガをした状態です。

まずは、心のケガを手当てしましょう。足にケガをしたとき、私たちはどうするでしょうか。思わず、「わっ、痛っ」と声が出たり、顔をしかめたりするでしょう。ケガの程度に応じて、自然になんらかのリアクションをします。

心にケガをした時も、自然な気持ちを口に出してみましょう。「まじか、落ちたわ。ショック」「あー、がっかり」などです。強がって、「いや、全然気にしない」というよりも回復は速いです。現実を受け止め、そして、自分の今の状態を受け入れることになるからです。体にケガをした時も、「いや、なんともないから」と認めないでいると、処置が遅れて回復するのに時間がかかります。

また、気持ちを口にするときに、ショックの内容を具体的に言ってみると、より効果が高くなります。「一番志望度が高い会社だったから、大ショック」「ESくらいは通ると思っていたのに、悲しい」などです。自分の状態を、より詳しく、より客観的に見ることができます。また、自分をコントロールできている、という感覚を持つことができ、メンタル回復に役立ちます。

やけシャワー、やけサークル、やけ散歩

ショックが大きく、繰り返し、そのことばかりを考えてしまうときは、いったん気分を変えましょう。簡単にできるのは、「場所を変える」ことです。今座っている椅子から立ち上がる、部屋を出る、建物を出る、などが、効果があります。「ネガティブな空気を抜け出す」という気持ちで、歩き出しましょう。

気持ちの切り換えによく使われるのが、やけ食い、やけ飲みなどの方法ですが、私のおすすめは「やけシャワー」「やけ風呂」です。「暗い気分を洗い流す」という気持ちでやってみてください。シャワーから上がって、服を着替えると、別人になった気がすると思います。

久しぶりにサークルや部活にいって、運動や音楽など思いっきり活動に集中するのも、かなりの気分転換になります。そういう場がない場合は、やけ散歩もいいですね。とにかく一定時間、気持ちよく体を動かすことが、心のケアになります。

気分転換をしてから、もう一度、「落ちた」という事実と向き合いましょう。ずいぶん捉え方が変わっていると思います。「自分はダメな人間だ。この先も、どこの会社にも受からない」と、絶望的な気分だったのが、「落ちたのは残念だけど、まだほかの会社もある」と思えるようになります。

心と頭を分けて考える

ここまでが、心の回復法の話です。もうひとつ、考えなければいけないことがあります。それは、落ちたことから何かを学び取ることです。心に対して、頭の問題と言っていいでしょう。

例えば、ESの内容に、なにか改善できる点はないでしょうか。面接のときの受け答えや態度を、レベルアップさせることはできないでしょうか。

先月大学を卒業したAさん(男性)は、就活の最初のころ、面接で、応募した企業すべてに落ちてしまいました。悩んだAさんは、大学のキャリアセンターに相談に行き、キャリアカウンセラーに面談をしてもらいました。

カウンセラーから、「その話し方だと、やる気がなさそうに受け取られてしまう。文章の最後まで、しっかり言い切るようにして」「口を開けるクセがあって、だらしなく見られる。意識して、口元を引き締めて」など、きついけれど、役立つアドバイスをもらいました。アドバイスに従った結果、その後の就活で、見事に内定を勝ち取りました。「もっと早く相談に行けばよかったです」と、Aさんは語っています。

ESや面接を審査するのは大人です。ですから、就活では、大人の意見を聞くことが、とても大切です。大学のキャリアセンターや窓口などは、最大限活用しましょう。身近にいるゼミの先生や家族、また、すでに社会人になっている先輩に、ぜひ相談しましょう。

「落ちたことも、自分の成長につながる」、「次のESや面接に役立つ」という実感が、メンタルを回復させます。

心のケガの手当てをすること、そして、落ちたことから何かを学んで、次に生かすこと、これは両方とも大切です。自分を大切に、でも甘やかすことなく、メンタルを良好に保ちましょう。就活へのやる気スイッチが入ります。

菊入みゆき(きくいり・みゆき)
明星大学経済学部特任教授、JTBモチベーションズ ワーク・モチベーション研究所長。筑波大学の博士課程で、組織におけるモチベーションの伝染について研究中。大学ではキャリアや就職支援の講義を担当、企業とのコラボレーションによる講義も実施。JTBモチベーションズでは企業で働く人への研修やコーチング、経営層へのコンサルティングを行う。著書は「やる気が出なくて仕事が嫌になった時読む本」「職場でモテる社会学」「できる人の口ぐせ」等多数。

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