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[ career-働き方 ]

就活生座談会2018(4)4月下旬、参加者5人全員が
「内々定を持っています!」

authored by 日経カレッジカフェ就活取材班
就活生座談会2018(4) 4月下旬、参加者5人全員が「内々定を持っています!」

 経団連が会員企業に対して示した、2018年入社対象の「採用選考に関する指針」で定められている「採用活動開始時期 3月」から2カ月が過ぎました。選考(面接)開始時期である6月まで約1カ月の4月下旬、就職活動の現状を5人の就活生に座談会で語ってもらいました。

【参加学生】
Aさん(女性、公立大学、文系)
Bさん(女性、私立大学、文系)
Cさん(男性、私立大学、文系)
Dさん(男性、国立大学、文系)
Eさん(女性、私立大学、文系)

――みなさんの現在の就活状況を教えてください。

Aさん 私はアナウンサー志望で9月から本格的に就活を始めて、東京のキー局とローカル局を受けています。内々定はローカル局2社とベンチャー企業6社からもらっています。ベンチャー企業はインターンシップ経由の選考で内々定をもらったところもあれば、ベンチャー企業が合同で選考をするようなイベントで内々定となったところもあります。テレビ局はNHKと出身地のローカル局を受けて終わりにする予定です。

Bさん 現在はインターンで参加したIT大手が第一志望です。内々定は通年採用している生保の営業職でもらっています。

Cさん 僕は体育会系の部活をやっているのですが、先輩たちが就活を3月から始めて失敗している姿を見ていたので、3年の6月から始めました。その時からいわゆる大企業で、インフラに関係する会社を志望先として決め、インターネットなどで企業研究を始め、30社を目標に就活を始めました。第一志望は大手電機メーカーで、現在はシステム会社から内々定をもらっています。

Dさん 私は10月に大学のキャリア支援室に行き、先生に相談したら「君は金融、商社は向いていない。メーカー、ITがいい」と言われてから動き始めました。11月から1月にメーカーとITのインターンシップに何社か行きました。1月にITの説明会に参加し、2月からITの面接が始まりました。3月から大手メーカーの面接も受け、4月にIT2社から内々定をもらい、今は大手メーカーのエントリーシートを出し終えたところです。

Eさん 私は昨年10月から、米ニューヨークにある日系企業でインターンをしていました。その過程で日系企業ではなく現地の企業に就職したいと思って何社かトライしてみたんですけど、やはり新卒採用は難しいのが現実でした。そんな時にボストンキャリアフォーラム※があったので面接の練習にもなればいいなと思って参加しました。

 現地で1次、2社面接を通って、1月に日本で最終面接を受けたのですが、現地の面接担当者と日本での面接担当者の雰囲気が違っていて、面接後に辞退しました。その後、コンサルを何社か受けて1社内々定を持っています。今はテレビのローカル局の総合職を受けているところです。

――全員、内々定を持っているとは早いですね。みなさん、インターンシップに参加していますが、どのような内容でしたか?

Bさん 私は就活のネタにもなると思って、夏休みに東南アジアにある現地企業のインターンシップに参加しました。秋には生保、冬には証券の5dayインターンシップに参加しました。両方ともワーク型でしたが、生保は1日にいくつものテーマが与えられてワークをするタイプ。証券は店舗見学や証券の勉強、ワークなどがあってとても面白かったです。その経験があって、証券会社が第一志望です。あとはIT大手とベンチャーの1dayに参加しました。

Aさん 私は東京のキー局5社の1dayに参加し、そのうち2社はその次の1dayにも呼ばれました。コンサルの長期インターンにも参加しました。

Cさん 9月に損保の5dayインターンシップに参加しました。このときは部活を休むことになり、監督にムチャクチャ怒られたんですけど行きました。11月は生保2社の半日インターンに。このときも午前中に部活、終わってからダッシュでインターンに(笑)。2月はメガバンクと電機、重工のインターンに行きました。

――今の3年生はインターンシップに参加するのは当たり前?

Aさん 私の学部は実習があって参加しないと卒業できなんです。夏の実習に参加する人はインターンは行けません。

Bさん そうですね。ゼミが忙しい人は厳しいです。毎日睡眠時間が3時間なんて人もいるくらい。教授が「就活よりも研究が大事」と考えているゼミに入ってるとインターンどころではありません。

Dさん やはり、体育会の学生は行けないですね。

――秋のインターンシップは授業があると思いますが、どうしているのですか?

Aさん 欠席になります。容赦なく。先生によってはシラバスに「就職活動のために欠席するのは認めません」と書いています。

Bさん 私は5日間のインターン中に小テストのある授業があって、先生にお願いして許してもらいましました。

Aさん 企業が許してくれることもあります。午前中にテストがあることを説明したら「いいよ!」って送り出してくれました。「体調不良」と言ってテストを受けて午後からインターンに行った友達もいました。

――インターンシップに参加して、選考の優遇はありましたか?

Cさん 選考が早いのは間違いないと思います。インターン生の中で選抜があり、通った人は早めの選考フローを組んでもらって受けています。あとはリクルーターから「お茶しませんか?」の誘いが来るといった感じです。

――企業はインターン中に優遇策があることを言ってきますか?

Cさん それはなかったです。

Dさん 私の場合はありました。「プレミアム説明会があります!」って。さらに「去年はプレミアム説明会に参加した学生の中から内定者の半分が出ました」という説明もありました。また、内々定をもらった会社では、インターン中には「うちはITだけど、ちゃんと6月から面接をするから」と言われましたが、結局3月下旬には最終面接でした。その時にも「面接」とは言わず、幹部との懇談会と言われて参加しましたが、結局、その後に内々定が出ました。

Aさん 私の場合には「OB・OGつけるよ」と言われました。そのOB・OGさんと5回ご飯食べながら話してたら「はい、これ」って封筒を渡されて、中を見たら内定書だったということがありました。

Eさん 私も2カ月間、キー局でインターンをしていたのですが、優遇はなかったみたいです。一緒にインターンに参加した友人の話ですが、インターン終了後には社員の方とLineを交換していたので、社員さんと食事に行って話を聞いたり、エントリーシートを見てもらったり、選考にある自作の動画を見てもらったりしていたみたいでした。結局、3次面接までは知り合いの人だったと話していました。直接の優遇ではないにしても、インターンがきっかけで社員さんと知り合えるのはメリットです。

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 現在の就職活動にインターンシップは欠かせないものになっているようです。次回は企業の選考方法などについて聞いています。

※ボストンキャリアフォーラムについては、ジュリアード@NYからの手紙(4) ボスキャリレポート(上) 日本人学生が集まる「ボスキャリ」の真実をご覧ください。