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インターン企業の選び方、教えます

「コミュ力」に悩む学生へ贈る言葉(14)

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NIKKEI STYLE

4年生の就活は山場を越え、3年生のインターン募集も始まっています。この連載は「コミュ力」についてお話ししてきましたが、今回は特別に、この時期過熱ぎみの「インターン」への参加についてお話ししたいと思います。

今年のインターンシップの応募状況は過去最高です。私が毎年引き受けている都内の大規模私立大学のインターンシップ準備講座では、押すな押すなの人だかりで、教室は立ち見どころか、廊下まで人でいっぱい。窓を開けて廊下に群がって聴く、私の話す壇上にまで座りこんで聴くという状態になってしまいました。

別に私が急に人気講師になったわけではありません。私はいつも、教室の後ろまで歩き回って学生の近くまで行き、解説するのですが、その講義スタイルは変更せざるを得ませんでした。無駄をはぶき、コンパクトに伝えなくては。私もその場でできることを精一杯しようと、学生の熱気に必死に応えました。

好景気の売り手市場なのになぜ?

それにしても、今年は引き続き「売り手市場」と言われ、就活は楽なはずなのに、なぜこんなにも学生がインターンシップに躍起になっているのでしょうか?

昨年度の大学生(2017年卒)の就職内定率は97.6%。前年同期比0.3ポイント上昇し、1997年3月卒の調査開始以降、過去最高となっています。それなのに、こんなに早めに準備しようと躍起になっているのはなぜでしょうか。

学生に聞いてみると「先輩から『インターンに行ったほうがいい』と口々に言われた」と言うのです。人材会社マイナビの今年3月の調査によれば、昨年のインターンシップ参加者は5年連続増加の65.2%。申し込んだ学生となると、80%を超える。2019は軽くそれを上回るでしょう。ただし、この数字は夏の5日間のインターンだけでなく、秋、冬のワンデーインターンも含みます。

合同説明会も熱気にあふれる

その4年生の面接が6月1日に解禁になり、同時に3年生以下のインターンシップも解禁になりました。翌年組がスタートしたということです。

その解禁になった合同説明会に、私も足を運んでみました。東京お台場のビッグサイトです。予想通り、講義同様の熱狂ぶりです。暑い中、就活の「はじめの一歩」を踏み出した学生たち。数名に話を聞くと、有名大学の人ばかりでびっくりしました。12時開場なのに、1時間前の11時から並んで入場していて、講演会はインターネットで予約済み。とにかく先手先手の必勝パターン。その計画性で大学入試をうまく突破してきて、これからもそうありたいと頑張る学生たちで埋め尽くされていました。

どこの会社に何社、応募すればいいのか

多くの学生たちは「どこの会社に行っていいかわからない」というのが本音のようで、講義でもその質問が一番多かったのです。どの会社に行けばよいかわからないと、どうしても大手企業に群がることになります。会場でも大手企業のブースは立ち見でいっぱいで、学生に知名度の低い企業の椅子は1列も埋まらないという二極化が見られました。

では、ここでインターンシップに行く会社の見つけ方をアドバイスします。

まずは行きたい企業に臆せず応募すること。当然ですね。知名度の高い大手企業から受けてよいでしょう(図の(1))。

なぜなら、インターンシップというのは大きなチャンスなので、受けてみて損はありません。もしも参加できたら、自分をよく見てもらえるという、大きなアドバンテージになります。インターンシップは就活の前にもう一度チャンスがあるようなものです。実際、私の知っている学生でも、ある音楽系の人気企業に入社した3人のうち2人はインターンシツプに参加した学生でした。就活時期に普通に入社選考を受けるよりも確率が高いのです。

その次はどうするか? 第一志望の会社の同じ業界の中小の企業を探すといいでしょう。大手より通る確率が高いし、比較検討しやすいからです(図の(2))。

ある学生は「インターンシップに大手と中小に行ってみて、両者の意思決定の速度の違いや、若手の存在感などの違いがよくわかりました」と言っていました。彼は納得して中小のベンチャーに入り、ぐんぐん伸びています。

その次は第二志望業界の大手企業を受けてみるとよいでしょう(図の(3))。

「IT企業に行き、私には向かないとよくわかりました」と言った学生もいました。そうやって自分の適性を判断できるので、時期がかぶらないように、6から10社くらい、第三志望くらいまで受けてみるとよいでしょう。どうしても日程がかぶって決められない場合は、受かってから考えてもよいでしょう。

その他に目につくおもしろそうなインターンシップ、宿泊つきのもの、海外に行けるものなど、インターンシップ自体に魅力があるものに応募してみるのもよいでしょう。広告代理店のインターンは毎年軽井沢のプリンスホテルのコテージに泊まれたり、大手銀行の一つは神戸の立派な研修所に宿泊して行われたりします。もちろん交通費も宿泊代も会社持ちです。

ただし、必ずしも就活に直結するとは限らないので、そういう余裕があるかどうかです。先の調査では、インターンシップに参加した学生の80%が就活でもエントリー予定といいます。そのことからも、「インターンに参加すると多くの学生がその企業のファンになる」という傾向があります。会社側としては、ファンを増やすことに成功しているといえます。

インターンシップの目的を再確認

インターンシップに行くのは、「企業研究」が第一の目的です。どんな業界がいいのか、または大企業と中小とどちらがいいのか、研究しましょう。

また、会社での適性を考える「自己分析」にもなります。会社によっては人事がフイードバックしてくれるところもあります。「あなたは接客力は素晴らしいが、ディスカッションで人に流されるところが見受けられた」と言われて、ディスカッションの練習をしたという女子学生もいました。

インターンが終わっても、来年の就活までは、またキャンパスにもどり、自分の将来について、考える時間が取れます。インターンに参加して気づいた自分に足らない能力について、今一度考え、本番の就活が始まる前にその能力をぜひ習得してください。

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