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一段落して気が抜けた? 就活を成長につなげるには

やる気スイッチを入れよう(28)

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NIKKEI STYLE

就職活動が一段落したという人は多いと思います。気が抜けてしまい、生活全体に力が入らなくなった、やる気がなくなったという声も聞きます。

このような時期をどう過ごせばいいのでしょうか。

「振り返り」と「意味づけ」で成長する

内定が出て就職活動を終わりにした人、活動のピークが過ぎて、気が抜けたような状態になっているという人も多いでしょう。そんな人に、ぜひやってほしいことがあります。それは、自分のこれまでの就活を振り返り、意味づけをすることです。この二つのプロセスが人の成長を促進し、これからの様々な活動に対するやる気を高めます。

自分の就活を物語にしよう

自分の就活を物語にして語るようにしてみてください。インターンシップや面接などのできごとと、その時の気持ちを言葉や図にして書き出してみると、様々な気づきが得られます。

伊藤さん(仮名、4年生、女子)は、付せんを使って振り返りをしてみました。伊藤さんの就活スタートは、3年の5月に、ある食品メーカーの見学会に行ったときだそうです。そこから、4年の6月に内定が取れるまでの1年余りが、伊藤さんの就活の全プロセスです。

図にしてみると、就活の中で大きな転換点が何回かあったと、伊藤さんは気づきました。1回目は、3年の冬のインターンシップの申し込み時です。3社にES(エントリーシート)を出しましたが、すべて落ちてしまい、大きなショックを受けます。しかし、それが「就活をなめていたな」という反省につながり、また、自分のESの内容や書き方を見直すきっかけになりました。2回目の転換点は、4月のESラッシュ時です。ESを書くために、先輩社員を訪問したり、説明会に参加したりするうちに、「メーカーより商社」など、自分の方向性が見えてきました。また、ここでも2社から落とされて、がんばらなければ、という気持ちに拍車がかかりました。

全体を見渡して、伊藤さんは、自分の就活を3つの時期に分けました。「就活楽観期」、「就職不安期」、「怒涛の1カ月」です。振り返ってみると、どの時期も必要であり、次につながる学びがあったそうです。3つの段階を経て流れていくストーリー、物語があることが感じられます。

就活で学んだこと、成長したことは何だろう

伊藤さんは、図を見てこんなことを口にしました。

(1) 「こうしてみると、がんばったんだなと思いました。一方でラッキーでもあったと思います。面接は運も大きいので」

(2) 「何社も落ちて、大変な思いもしたのですが、そういうプロセスを経たからこそ、内定の喜びが大きいです。ちゃんと(就職先を)選んだという気持ちにもなります」
(3) 「就活を通して自分のことがわかった、というのが一番大きいです。自分が思っていた自分とは、けっこう違う自分が見えました」

これは、伊藤さんの就活の「意味づけ」と言えます。(1)のコメントでは、「がんばった」自分を認めることで、就活への満足感が生まれています。一方で、運もあるとして、人生の転機には、努力とともに様々な要因が関わることを体験的に学んでいます。(2)のコメントでは、「大変な思いをした」というネガティブな現象を、「内定の喜び」と「自分で選んだ」という納得感につながるとして、ポジティブな視点で捉え直しています。そして、(3)では、「自分のことがわかった」とし、就活に意義を感じています。

伊藤さんのケースは、就活が終わった例ですが、一段落して、再スタートする場合も同じです。

振り返りと意味づけは、今後の活動に影響する

就活の振り返りと意味づけを行うことで、これまでの活動が、自分にとっていったい何だったのかが明確になります。また、気持ちの上で、活動に区切りがつきます。この区切りが、次の活動へのやる気につながります。

就活が終わった人も、一段落の人も、これまでを振り返り、自分がそこから何を学んだのか、自分にとってどのような意味があったのかを考えてみましょう。残りの学生生活に対するやる気が高まり、新たな一歩を踏み出すことができます。

菊入みゆき(きくいり・みゆき)
明星大学経済学部特任教授、JTBモチベーションズ ワーク・モチベーション研究所長。筑波大学の博士課程で、組織におけるモチベーションの伝染について研究中。大学ではキャリアや就職支援の講義を担当、企業とのコラボレーションによる講義も実施。JTBモチベーションズでは企業で働く人への研修やコーチング、経営層へのコンサルティングを行う。著書は「やる気が出なくて仕事が嫌になった時読む本」「職場でモテる社会学」「できる人の口ぐせ」等多数。

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