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[ liberal arts-大学生の常識 ]

解決しよう! 世界の課題(1)世界の今を知り、あなたにできる国際協力を見つけよう

斉藤万季 authored by 斉藤万季法政大学社会学部4年、「なんとかしなきゃ!プロジェクト」学生レポーター
解決しよう! 世界の課題(1) 世界の今を知り、あなたにできる国際協力を見つけよう

 初めまして、法政大学社会学部4年の斉藤万季です。先日、大統領選でも話題になったフランスに9月から留学します。フランスの移民政策の成り立ちや多文化共生社会について学び、今後日本が直面するであろう課題について掘り下げるとともに記事で紹介していきたいと思います。

 国際協力って聞いたことがあるけど、なぜ必要なのかわからないという方もいるのではないでしょうか。今回は国際協力について言及したのち、私が携わる「なんとかしなきゃ!プロジェクト」についてご紹介します。

「国際協力」とはどういう意味だと思いますか?

ケニアにて無料の健康診断が行われている様子

 国際社会全体の平和と安定、発展のために開発途上国・地域の人々を支援することを国際協力と言います。世界には解決しなければならない様々な問題があります。例えば、貧困状態に置かれる人々は雇用の機会がなく、またその子供たちは教育を受けることができません。安全できれいな飲み水を入手できないことにより、衛星状態の悪化から感染症にかかるリスクも高くなることもありえます。祖国で紛争が起こり、帰る場所を失った難民もまた、世界が抱える問題の1つです。世界規模での環境や紛争、貧困問題は開発途上国だけの課題ではありません。グローバル化した今日では、世界各国が一丸となり取り組む必要があります。

(参考:国際協力機構(JICA)HP)

持続可能な開発目標(SDGs)のロゴ、17の目標

持続可能な開発目標(SDGs)

 2015年9月にはニューヨークの国連本部にて「国連持続可能な開発サミット」が開催されました。その際に採択されたのが2030年までに貧困や飢餓、気候変動など、世界中のさまざまな課題を解決するための17の目標と169のターゲット、「持続可能な開発目標(SDGs)」です。この持続可能な開発目標達成は、私たち一人ひとりが意識し、特に若者が積極的に関わることが重要と言われています。超高齢化社会である日本の現状から中々想像しにくいかと思いますが、15歳から24歳までの若者が占める人口の割合は他の年代に比べ世界最大であるほか、今後も増え続けていくことが予測されています。

私たちになにができるか

水の販売所にて給水している様子

 持続可能な開発目標(SDGs)は開発途上国だけではなく、先進国も含めた共通の目標です。海洋汚染や気候変動などの環境問題はもちろん、男女不平等(ジェンダーキャップ)や子どもの貧困は日本でも課題となっています。

 では、世界に目を向け行動するにあたり、私たちに一体何ができるでしょうか。リサイクルや節電、着なくなった服の寄付なども国際協力の一環です。直接的でなくとも、開発途上国で暮らす人々のために寄付を募っている団体に献金することも1つの手段でしょう。これらの活動を行うときに、何よりもまず大事なことは、世界の現状を知ることだと私は思います。

 今日のグローバル社会は非常に流動的です。2009年に起きたギリシャの経済破綻、2011年には中東における市民による民衆化運動「アラブの春」が起こりました。イスラム国(IS)の台頭やアメリカのトランプ大統領誕生は、誰もが想像もつかなかったことでした。世界の今を知ることで、外交関係や開発途上国への援助など、日本がどのような取り組み、動きをしているのかが見えてくると思います。

若者と国際協力をつなぐ橋渡し役を担いたい

なんプロ学生レポーター決起会

 10~20代の同世代の若者に世界で起きていることや国際協力、国際交流などの情報を発信し、様々な側面から世界の今を知ってほしい。そんな思いから、私は「なんとかしなきゃ!プロジェクト(以下なんプロ)」の学生レポーターとして活動しています。なんプロは国際協力の重要性を理解し、世界の出来事を少しでも自分のことと捉え、国際協力に参加するきっかけの提供を目標として、独立行政法人国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)駐日事務所、特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)、国連広報センター(UNIC)が実行委員会となり、様々な取り組みを行っています。

 次回記事では、なんプロ学生レポーターの昨年の活動について、より詳しくご紹介します。
なんとかしなきゃ!プロジェクト

UNDP親善大使・なんプロメンバーの紺野美沙子さんと学生たち。ジョモケニヤッタ農工大学にて(photo by UNDP Yukiko Abe)