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面接の回答は担当者の反応を見ながら改善を

就活教室 内定者座談会(3)

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NIKKEI STYLE

今年内定を得た学生3人による座談会の第3回。最終回は面接のブラッシュアップの方法、複数内定からどのように1社に絞ったのかなどを聞きました。

◇    ◇    ◇

【参加学生】
Aさん(女性、私大文系、内定6社、入社予定=政府系金融、他の内定先=総合商社など)
Bさん(女性、私大文系、内定1社、入社予定=機械)
Cさん(男性、公立大文系、内定10社、入社予定=リース、他の内定先=生命保険など)

――面接が苦手という学生もいます。皆さんはいかがでしたか? また受け答えのブラッシュアップの方法は?

Aさん 本命企業の面接が始まる前に、早期選考の企業を受けて対策しました。面接は1人で壁に向かって話しても上達しないですし、実際に緊張する雰囲気の中で経験したほうがうまくなると考えていました。集団面接の他の学生の受け答えも結構役立ちました。自分が回答するときは緊張しますが、他の学生が答えているときは冷静に聞くことができ、「この言い方や返答の仕方は上手だな」と思ったら、別の企業で真似をさせてもらいました。

Bさん人事担当者の反応を見ながら、そのつど改善していました。こちらが突っ込んでほしい個所とあまり聞かれたくない個所があり、突っ込んでほしい質問をしてもらうにはどうしたらいいのかを研究し、コツをつかんでいきました。また自分の回答を録音して、話し方や話すスピードを先輩に聞いてもらいました。「もっと速く話したほうが、頭が良さそうに聞こえる」「強調したいところはタメをもたせたら」などのアドバイスをいただき、とても役立ちました。

Cさん 面接で聞かれた質問と、自分の回答、なぜそう考えたのかをリスト化して、パソコンに残していました。面接前に見直して、面接後に回答を改善するということを繰り返しました。

面接は「受け答え」と「見た目」のギャップが大切?

――印象に残っている面接はありますか?

Aさん 面接の受け答えは見た目とのギャップが大事と聞いたことがあります。自分はどこまでギャップを出せたのか分かりませんが、ある企業で体の線が細くてきゃしゃに見える学生が「山岳部に所属し、重い荷物を担いで毎週山に登っています」と話すと、人事担当者が話に引き込まれているのが分かりました。

Bさん 私の発言に対して「それはどうかな?」「少し考えが浅くない?」などと返され、怖かった印象の面接がありました。

――「この企業には入社したくない」と感じた選考ありましたか?

Aさん グループワークやグループディスカッションのゴールをイメージしていないようなテーマを出題する企業は、ちゃんと考えて作っているのだろうかと思ったことはあります。また、企業説明会などで運営がしっかりしておらず、学生が受付で混雑したりしていると採用活動に力を入れていないのかなと疑ってしまいます。採用に力を入れないということは、新入社員や社員の成長に力を入れないことにもつながりますし。

Bさん 選考で落とされた理由は自分でおおよそ分かりますが、まったく理由が分からず落ちた企業がありました。グループディスカッションでほとんど話していない男子学生が選考に通過して、話をまとめたり、率先して意見を言ったりしていた私が不通過になったことがありました。そのときは「なんで落ちたんだろう?」としっくりきませんでしたが、内定した女子学生を見て、自分とは異なるタイプであることを知り、「あー、そういうことか」と納得がいきました。

内定の決め手は「若手の時に成長できる会社であること」

――今年は複数内定を得た学生も多く見られました。入社する1社はどのように絞ったのですか?

Cさん 最終的に2社で悩みました。それぞれの企業の社員さん2、3人と会って会社の雰囲気と合うか、自分が活躍する姿をイメージできるか、自分の企業選びの軸である様々な仕事に挑戦できそうか、といった視点で比較しました。他人にはあまり相談せず、自分で考え抜いて結論を出しました。

Aさん 同期となる仲間(内定者)の雰囲気と、若手のときに成長できるスピードが速いかといったことを念頭に置いて決めました。内定者懇親会で内定者と話をして、一緒に働きたいと思えるか、企業を受けた理由は自分と似ているかといったことがポイントでした。

――内定辞退で大変だったことはありましたか?

Aさん ある企業に訪問して辞退を伝えたところ、「ウチの会社に入社したほうが絶対に成長できるのに」と恨み節を言われました。

Cさん 最後に辞退した企業は、6月中旬の内定者懇親会に参加してから同月下旬までに内定承諾するかを決めればいいというスタンスでした。そのため、懇親会後に辞退の連絡をしましたが、引き留めなどは特にありませんでした。

――経団連が就活ルールはなくてもいいのでは?といったことが話題になりました。学生はどう見ていますか?

Bさん 現在の6月面接のスケジュールは、教職課程を取っている学生や海外留学している学生にとってはハンディです。私は教育実習が6月にあったので、商社は受けられないと最初から諦めていました。留学した学生も帰国後は大手企業などの採用が終わっていて、不利になってしまっています。スケジュールが不明確になると、1年生のときから就活をする学生もいそうで、なんのための大学生活なのかが分からなくなりそうです。

Aさん 就活は自分が知らなかった企業との偶然の出合いもあります。仮に通年採用を採用する企業が増えると、合同企業説明会が開催しにくくなり、偶然の出合いが減りそうです。

Cさん 学生の動き方はそれほど変わらないと思っています。結局のところ、経団連の会員企業であっても指針を守る企業と守らない企業があるわけですし、国や大学が採用スケジュールを決めても、企業が独自に決めたスケジュールに沿って学生は動かざるを得ないので。

長期インターンで働くイメージをつかめ

――最後に後輩へアドバイスをお願いします。

Bさん 自己分析もそうですが就活は準備が最も大切です。面接前には企業のホームページやパンフレットで、社長や社員のメッセージを読んだり、雰囲気をつかんだりすることが、結果的には内定獲得につながると思います。

Aさん 情報に惑わされずに自分のペースで進めてほしいです。サイトをはじめ友人との会話の中でも様々な情報があり、その1つひとつを気にして流されてしまうと、自分を見失って、就活はうまくいきません。情報を積極的に集めることは大事ですが、自分をしっかり持っておくことが、うまく進めるコツではないでしょうか。

Cさん インターンシップを通じて働くイメージをつかみたいのならば、実務を経験できるような長期のプログラムに参加したほうがいいです。短期のものはグループワークが中心で、仕事内容をしっかり知るにはどうしても無理があります。私は1年以上インターンをしている企業がありますが、仕事とは何か本当によく分かります。

また、就活当初から業界は絞り過ぎないほうがいいと感じました。自分のやりたい仕事は、志望業界以外でもできることがあります。「自分はこの仕事をやりたいからこの業界」と決めつけず、幅広く見てみると意外な発見があると思います。

――これから就活に臨む大学3年生、修士1年生にとって参考になるいろいろな話をありがとうございました。残り少ない学生生活を充実させて過ごしてください。

(日経HR・町田真寿)

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